エクジソン(


エクジソンEcdysone; エクダイソン)は昆虫のホルモンの一種。前胸腺から分泌されるステロイドホルモンで、脱皮 (ecdysis) または変態を促進する作用があり、脱皮ホルモンとも呼ばれる。


Ecdysone の構造式。下は立体表示


エクジソンはホルモン前駆体であり、20-ヒドロキシエクジソン (20E) に代謝されて機能を発揮する。これらの類似構造を持つホルモンを総称してエクジステロイド (ecdysteroid) とも呼ぶ。これらは植物にも存在し、植物エクジソンと呼ぶ。


1940年、福田宗一(当時片倉工業研究所、のち名古屋大学)によってカイコの前胸腺から脱皮・変態を促進する物質が分泌されることが示された。その後1954年にA. ButenandtとP. Karlsonによって単離され、1960年代に構造が決定された。


昆虫以外の節足動物にも存在し同様の機能を有する。甲殻類ではY器官から分泌される。

関連項目

  • 幼若ホルモン