ポリアミン
ポリアミン (polyamine) は、第一級アミノ基が3つ以上結合した直鎖脂肪族炭化水素の総称。2つ結合したジアミンを含める場合もある。ウイルスからヒトまで、あらゆる生体中に含まれ、細胞分裂や蛋白合成などの活動に関与している成長因子である。
ポリアミンは母乳にも含まれ、出産後10日から2週間前後に特に多くなる。消化器の成熟化など、乳児の成長促進に寄与していると考えられ、乳児用粉ミルクに添加する例がある。また、記憶に関与するともいわれる。
加齢によって、体内のポリアミンは減少する事が知られており、老化との関連も示唆される。
種類
ヒトの生体の場合、20種以上のポリアミンが含まれるといわれるが、主なものに以下がある。
- スペルミン (spermine, SPM)
- スペルミジン (spermidine, SPD)
- プトレシン (putrescine, PUT)
生理作用
- 細胞分裂や増殖の制御 — ポリアミンがないと細胞分裂や増殖は行えない。
- RNAなどの核酸、タンパク質などの合成促進 — 生体内では前立腺、膵臓、唾液腺など、精子や酵素を作る組織に多く含まれる。
ポリアミンを多く含む食品
- 白子
- 納豆
- チーズ
- ヨーグルト