中村 卓史(
中村 卓史(なかむら たかし、1950年9月18日 - )は、日本の男性宇宙物理学者。京都府京都市出身。京都大学理学部物理学科卒業。同大学院修了。京都大学基礎物理学研究所教授などを経て、2006年現在は京都大学理学研究科教授。
専門は宇宙物理学で、一般相対論分野の権威。大学院生時代から、一般相対論の基礎方程式であるアインシュタイン方程式の数値計算に取り組み、世界で初めて軸対称ブラックホール形成のシミュレーションに成功した。さらにこの研究を3次元に拡張し、数値相対論と呼ばれる分野を開拓した。また、佐々木節と共に、ブラックホール時空の摂動を計算するための基礎方程式 (佐々木-中村方程式)を導出した。現在は主に天体現象と重力波との関係に関する研究を精力的に行っている。
林忠四郎の弟子の1人であり、林忠四郎・佐藤文隆の跡を継ぐ形で京都大学天体核物理学研究室の教授を務めている。
目次
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略歴
- 1973年 - 京都大学理学部物理学科を卒業。
- 1975年 - 同大学院修士課程を修了。
- 1978年 - 同大学院博士課程を単位取得退学。
- 1978年 - 京都大学より理学博士号を取得。
- 1981年 - 京都大学理学部助手に就任。
- 1988年 - 京都大学理学部講師に就任。
- 1988年 - 高エネルギー物理学研究所助教授に就任。
- 1990年 - 京都大学基礎物理学研究所教授に就任。
- 1990年 - 西宮湯川記念賞を受賞。
- 2002年 - 京都大学理学研究科教授に就任。
- 2005年 - 日本学士院賞を受賞。
著書
単著
- 『宇宙の進化・数値的相対性理論』(恒星社厚生閣 1991年)
- 『最後の3分間―重力波がとらえる星の運命』(岩波書店)
共著
- 『宇宙を探る新しい目 重力波』(クバプロ)
- 『見えないもので宇宙を観る』(京都大学学術出版会)
編著
- 『重力波をとらえる―存在の証明から検出へ』(京都大学学術出版会)
外部リンク
- 中村卓史教授が日本学士院賞受賞
- 京都大学大学院理学研究科 天体核物理学研究室