私が臨床化学に興味を持った理由

上のページでも書きましたが、臨床検査技師の中には、大卒の人と専門卒の人がいて、確執のようなものが正直あります。

専門卒の人は現状に甘んじており、主体的に勉強することがなく、単なる医師の下請け作業をやっているだけになっている・・・

というのが大卒の人の主張であり、一方の専門卒の人の主張は、

大卒の人は、同じ仕事をしているのに自分のほうが偉いと思っていて、技師は技師の仕事を責任を持ってすればいいのに、医師の真似事をしようとしている・・・

というものです。双方の主張に一理あると私は思います。いま目の前にある、患者さんから預かった大事な血液や尿をしっかり調べることも大切ですし、そのために必要となる知識や技術を学ぶということも大切です。だからこそ、卒業した学校に関係なく、お互いの考えを認めていきたいと思います。

そしてそのために大きな役割を果たしてくれるのが、この「臨床化学」なのではないかと考えました。化学というものを机上の学問で終わらせることなく、そして臨床というものを行き当たりばったりの経験則で終わらせることなく、両者を融合して新たな高みにのぼっていける手がかりが、「臨床化学」には秘められていると信じています。