臨床化学の背景知識と専門用語

医学の元になる生物学と、化学の1分野である有機化学、そして特に、それらが融合した領域である生化学の基礎知識が、臨床化学をマスターするうえで必要になってきます。専門用語を覚えるにしても、そういった背景となる知識を持ち合わせていないと苦労することになるでしょう。

そんな学問的なことが臨床の現場で本当に役に立つのか、と思われるかもしれません。しかし、役に立つどころか、必要不可欠なものになっている、というのが現状です。実際、医療の現場では臨床化学の専門用語が普通にとびかっています。

もちろん、それだけでは医療関係の仕事はつとまりません。研究者になるならまだしも、患者さんと接する職業なわけですから、しっかりとした心構えが必要です。生半可な気持ちで医療に関わるということは決してあってはならないことです。

そういった意味で、現在大学や専門学校で資格取得のためにがんばって勉強している学生さんには、もう一度、医療を志したときの初心を振り返って欲しいと思います。その志があれば、不注意で事故を起こしたり、事件を起こしたりすることはなくなるでしょう。残念ながら、過去にはいくつか犯罪も起こっています。そういうふうにならないためにも、知識や技術の他に、精神的な強さをもっていてください。