検体(サンプル)の取りあつかいかた

患者さんの血液や尿などのことを、サンプルとか検体とか呼びます。その大事な検体を、どのようにして取り扱うかということは、臨床に関わる者にとって大切なことです。患者さんにとっては、検体を提供することは負担になりますし、たとえそうでなかったとしても、粗末に扱って良いものではありません。

そういった心構えのほかに、実際の医療の現場では、具体的な取り扱い方が必要になってきますので、以下ではそれについて説明します。

第1に、必ず防護用具を身につけること。これは、感染を防ぐという目的のためです。マスクや手袋だけではなく、ゴーグルやキャップなどもあります。

第2に、場所の問題があります。あまり汚染の心配がないようなものは大丈夫ですが、危険性が高いものを扱うときには、専用のキャビネットの中で操作をすることがあります。外部にもれないようにするためです。

第3は、温度の問題です。検体を冷凍保存しておいて、あとで分析をすることがありますが、保存の仕方によっては、性質が変わってしまうことがあります。すぐに測定するとか、よく攪拌する(混ぜる)ことによって正確を期するよう注意します。